この話をする前に、最近起きた事件について話をしておかなければなりません。
つい先日、西村博之は海外版2chともいうべき「4chan」を買収し自らの傘下へとくわえました。
https://archive.is/LLRzL
4chanは以前「kotaku」及び「Gamespark」というインターネットサイトによるステルスマーケット事件以来、住人が離れている状況でした。
この事件は、いわゆるゲハ系のサイト(どちらもソニーと提携している)がステルスマーケット行為を行い、それを運営が認めて擁護したというどこかで聞いた事のあるような物です。
海外の住人は日本よりもそういった事に敏感で、これを機に4chanを離れていったのです。
移住先には、大手掲示板RedditやJimの運営する8chan等が挙げられます。
そのサイトを、西村博之がいきなり買収したのです。
理由としては、先のステマサイトと深く関係しているからではないか、とも言われています。
kotakuジャパンは西村が運営していたニコニコ動画や角川とも非常に縁が深い関係にあります。
兎にも角にも、その掲示板上で西村博之が現在の2chの運営を訴えると書き込んだのです。
https://archive.is/VSTty
しかし、なぜ今更西村は訴訟を起こすと宣言したのでしょうか?
その理由はいまだ不明ですが、その立場は相当不安定な物である事がわかっています。
■西村博之の立場
まず彼の過去の所業から考察していきましょう。
かつて彼は幾度もの裁判に負け、すさまじい額の賠償金の支払いを命じられていますが、その支払いをすべて踏み倒して今まで逃げおおせた人物です。
また、Jimがクーデターを起こすきっかけとなった●流出事件の責任をまだ取っていません。
過去にも記事にしましたが、西村博之は個人情報の流出が発覚した際、名前だけのペーパー会社
に丸投げして事なきを得ようとしましたが、唐澤貴洋弁護士に阻止されて結局逃げ出しています。
更に現在は半ば違法のクロールを行うサイト、ご存じ2ch.scを運営しています。
この状態で訴訟を起こしたとしても、彼の過去の数々の所業、そして何より本人が「2chを捨てた」とはっきり証言し、本まで出版している以上、Jimを訴えるのはかなり無理があるといえます。
■Jimの立場
さて、一方のJimの立場はどうでしょうか。
実をいうと、もし訴えられた場合、Jim側も不利な事があるのです。
知ってのとおり彼はクーデターで2ch.netを運営していますが、もちろんこれは正式な手続き等がなされていない違法な物であるといえます。
「西村博之が契約に示した支払いに応じなかった為、2chの運営をしている」という言い分ですが、やはりこちらも無理があります。
このようにどちらにもメリットが無いため、恐らくはいつもの虚言だと思いたいのですが、そういった予想を裏切ってくるのが西村博之という男です。
続報に期待しましょう。
1. 無題