◆広告よさらば!誰がためにアフィは泣く
事の発端は2018年6月1日、ネトウヨまとめを嫌うユーザーが保守速報に広告を出していたエプソン社に広告を出さないよう申し出た事でした。
なんとエプソン社は「社内規定に反する」と即日対応し広告を取り払ったのです。
https://www.j-cast.com/2018/06/08330931.html
「保守速報」への広告停止 エプソン販売「社内規定に反する」と即日対応
広告は2018年6月1日に保守速報へ掲載されたが、同社は広告代理店を通じてこの日のうちに配信を停止。
理由についてエプソン側は、「中立性を維持するという社内規定に反するため、掲載を取り止めました」と説明した。
これを受けて当時「
ネトウヨ春のBAN祭り」を行っていた
ハンJ民(※)やTwitterユーザーなどが決起し、数多くの広告会社に対し申し立てを行い、
保守速報は6月13日になんと全ての広告が撤去され、その他のまとめアフィ達も大打撃を受けました。
(※)ハンJ民:元々ハングルを研究する板でありながらネトウヨによって乗っ取られた5chの掲示板「ハングル板」を乗っ取り返したユーザー(主になんJ民)が自称し定着した呼称。
詳しく説明する……予定でしたが、多分今のままだとその記事は10年後に公開とかやらかしそうだったのでリンクを貼っておきます。こちら
多くのまとめサイトやYoutuberまでもが被害を被りましたが特に被害が大きかったのが保守速報。
管理人の栗田薫は
昨年12月に敗訴が確定し
200万円の賠償命令が下っています。
https://news.biglobe.ne.jp/trend/1212/bdc_181212_2915665619.html
保守速報の上告棄却、李信恵さん「判例が差別解決に役立てばうれしい」
まとめサイト「保守速報」の差別的な表現で、精神的苦痛を受けたとして、在日朝鮮人で、大阪府在住のフリーライター、李信恵さん(47)が、サイト運営の男性に損害賠償をもとめた訴訟で、最高裁第三小法廷(宮崎裕子裁判長)は、男性の上告を棄却し、上告審として受理しないと決定した。
男性に200万円の支払いを命じた1審・2審判決が確定した。決定は12月11日付け。
李さんは2014年、まとめサイト「保守速報」の掲載された表現で、精神的苦痛を受けたとして、サイト運営の男性に対して、損害賠償2200万円をもとめて提訴。
1審・大阪地裁は2017年11月、記事が差別的な内容を含むと判断して、男性に対して200万円の支払いを命じた。
2審・大阪高裁も2018年6月、1審判決を支持し、男性側が上告していた。
収入減を失った保守速報は現在なんと
「愛国栞」等を販売して運営費に充てているとの事。
このブログの運営開始時には想像もできなかったほどに落ちぶれてしまいました。
▲これが愛国栞。お値段1000円也。紙切れ一枚にしちゃあちょっと暴利じゃありませんかね?
まとめアフィの中でも特に悪質なネトウヨ系アフィの壊滅。
しかし、諸手を挙げて喜ぶわけにもいかないのです。
◆見えてきた新たな問題
今回広告が剥がされたのはネトウヨ系である事は先述の通りですが、逆に言えば
「差別的でないと広告は剥がせない」という事でもあります。
今までに我々は通報フォームを利用し主に著作人格権の侵害であるという理由で通報を行ってきましたが、はっきり言ってその結果は芳しくありませんでした。
そしてハッキリとその通報に効果がなかった事が証明されてしまったのです。
まとめアフィの壊滅によって己の無力さが暴かれるという皮肉な結果となってしまった今回の事件。
テレビ番組やアニメでもまとめサイトが出てくる昨今、ある種市民権を得てしまった悪質なまとめアフィに対して我々は新たな対抗策を考える必要が出てきました。
1. 無題